不安行動
スズキ家の隣の部屋に住んでいるご家族は、いろいろナゾである。
普通に生活する中で気付いた内容を総合すると、ダンナは3交代制の職場に勤務していて1、割といい給料を貰っていて2、奥さんは専業主婦で3歳なりたてくらいのオコチャマがいらっしゃる。
そんなご家族なんだけど、ヒトツだけものすごく気になる癖がある。
彼らは出かける時、親の敵みたいに激しくドアの施錠を確認するのである。
引っ越してきて初めてそれに気付いたのは、夜11時くらいであったと思う。ワタシが寝室でウトウトしかけていた時...。
「カシャゴン!ガシャゴンッ!ガシャゴンッ!ガシャッゴンッ!」
突如、スゴイ勢いで施錠されているドアを引っ張っていると思しき音が、隣から聞こえてきたのだ。
ワタシははじめ、隣のダンナが酒を飲んで帰ってきたかなんかで遅くなったのを奥さんが締め出してしまい、ダンナが怒ってドアをガッシャンコガッシャンコやってんのかと思ったのだ。それにしては悪態つく声も聞こえないし、しばらくしたら気配はどこかへ行ってしまい、全くわけがわからなかった。
んが、その翌日。
「あ、こんにちはー」
「こんにちはー」
なんて玄関先で隣のオクサンとちょうど一緒になり、にこやかに挨拶したその直後!
「カシャゴン!ガシャゴンッ!ガシャゴンッ!ガシャッゴンッ!」
ものすごい勢いでオクサンはドアの施錠を確認し始めたのである。しかもガシャゴンやりながら、「お子さん、おいくつ?」なんて普通に会話している。
ひえ〜、それ、出かけるときの癖なんだ〜。
しかも、特にオクサンだけの癖というわけではないようで、その数日後には、ダンナさんがガシャゴンやっている姿も目撃してしまった。
それにしても、合計10回以上はガシャゴンやっている隣の夫婦...。そんなに出かけるのが不安なのかな?夫婦揃ってなんかトラウマでもあるんだろうか...。ちょっと気になる鈴木家の隣人である。
6月 30th, 2004 - 21:38
ども。ホカリです。
わたしも”がちゃがちゃ”やります。家と車。
自分の記憶、視覚なんかがどうも信用できないらしい。
ただ恥ずかしいコトっちゅーのは充分分かってるので、
音は立てずにこっそりやります。
7月 2nd, 2004 - 07:09
ワタシはちゅーと、「ガチャガチャやって確認すること」自体を忘れてしまうという更なる大雑把。
忘れて歩き始めてそろそろ引き返せなくなったあたりで、「あ、そういえば鍵かけたっけ…?」と不安になりつつ、もう引き返せずに不安だけを抱いて去ってゆくという情けなさ。
ガチャガチャやることを忘れないだけ、エライと思うデス。