思わぬものが落ちてくる
Aっくんがインフルエンザになりました。
3/31納品のデカイ仕事があるっちゅーに、狙いすましたように28日に発熱、インフルエンザと診断されて数日間おうち待機命令だったですよ。お母さんオシゴト間に合うかどうか、もうハラハラ。
しかしながら本人は、最初の1日こそしおれて元気なく寝たまま涙ぐんだりしていたものの、2日目からはエンジン全開。子どもの38度程度の熱なんぞ、熱のうちに入らないのでしょう。「あんた幼稚園お休みしてるんだからちょっとくらい寝なはれ」と怒られてすごすごとソファに横になるものの、5分もすると「ねえ、起きていい?」と甘えた声を出すわけですよ。
すごいぞ幼児。
しかしまあ、そんな風に元気があまっていた故にその悲劇は起きたわけですが。
子どもは皆そうだと思うけど、Aっくんもやっぱりモノを投げるのが好きです。
その日も、お気に入りの水色の1ビーズクッションを、天井方向に放り投げて遊んでおりました。天井に届けば勝ちなんだそうだ。まあ、いつものことなので「テーブルの上のコップにあたらないように気をつけなさいヨ」といったまま放っておいたデスヨ。
すると、遊び相手が(ママしか)いなくて退屈していたAっくんはどんどんヒートアップ!更に天井を狙ったらエアコンの上に乗ったりして、もう楽しくて仕方ない。げらげら笑いながらワタシの目の前でクッションを放り投げるAっくん。そのとき。
クッションがAっくんの頭の上に落ちてきた。
...いや、違う。
クッションはAっくんの左側を通過して床に落ちたのだ。
すると頭の上に落ちたのは...?
呆然とするAっくんの右側に、コロンコロンと壁掛け時計がゆれて落ちていた。
カーテンレールの上に置いてあった壁掛け時計が、クッションにあたって、見事Aっくんの頭の上に落ちてきたのだ。
硬直しているAっくん。
恐る恐る「だいじょうぶ...?」と聞いてみると、火がついたように泣き始めて、時計が落ちてきた時計が落ちてきたと大騒ぎ。挙句の果てにゃ「パパに電話して時計が落ちてきてたんこぶできたって言わないとAっくん死んじゃう」といい始めてパニック状態。
まあ、壁掛け時計といっても、文字盤に針がついただけのガラスもついてない軽いものだったので大事には至らなかったですが、ニンゲン、思いがけない事態が起こると硬直するってホントなんだなぁ...と実感したできごとであった。
- お気に入りすぎてそろそろ水色なのか灰色なのかビミョーになって参りましたが [↩]
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