ポケモン弁当
ワタクシ、お弁当作るのが嫌いです。
ダーリンが大の偏食家で、会社で支給される弁当には食べられるものがなくて「今日はご飯しか食べられなかった」とか言うておるのがかわいそうだったので、一応毎日弁当を作ってはおりますが、もともと偏食家なので、入れるものは決まっております。とりあえず肉、付け合せはイカフライやタコヤキやちくわの磯部揚げやタマゴ。以上。
ところが、Aっくん弁当はそーはいきませぬ。クラスが年中にあがって、友達と唐揚げを交換したとか、誰の弁当がどーだったとか、そういう話をするようになった彼に、毎回唐揚げとゆで卵とウィンナの弁当を持たせるわけにはいかないじゃないですか。
そういうわけで、ワタクシ、Aっくんの喜びとは裏腹に、お弁当の日はとても憂鬱だったのでゴザイマス。
Aっくんの幼稚園は完全給食なので、普段弁当の心配をする必要無いんだけど、お盆前後は夏季特別保育っちゅーことで、お弁当・おやつ持参なのです。しかも今年は暦の関係で、1週間以上お弁当期間が続き、ワタクシ、先月からず〜っと憂鬱だったのね。
ところが先日、「ポケモン おべんとう けしゴム」なるガシャポンをやってみたところ、中に「ポケモン弁当の作り方」の紙が入ってるジャナイデスカ。
見た感じ、ゴハンが多めでおかずは添え物程度である。
...これはイケル。
きっと、見た目にポケモンがあしらってある分、おかずの数がちょっと少なくても気づかないはずだ。
ハハの目がキラリと光る。
早速Aっくんに「今度のお弁当はピカチュウ弁当にしよう」と提案、即時承認される。
翌日、ポケモンおべんとうけしゴム在中の作り方の紙を手に、買い物に向かうスズキ。いつもはなかなか使わない食材も入っていたりして、なかなかナイスです。
というわけで、第1段のピカチュウ弁当、ダグトリオ弁当までは順調にいっていたのであるが、調子に乗ってきたAっくんは、いきなり「ヒトカゲ弁当」を要求。
まてまて、そんなの紙に載ってないから。しかもヒトカゲってデフォルメしにくいから。
紙に載ってる中から選んでくれと頼んでも、あとは「ドードー弁当」とか「ラッキー弁当」とか「ウリムー弁当」とか、確かに地味だ。そもそもAっくんは炎系のポケモンが好きだから、どーしてもヒトカゲにしてほしいと主張する。
うーむ。
悩む母を背に、パパ1とAっくんは「その次はアチャモ弁当ね。」とか言いつつ、アチャモ弁当を絵に描いてどこが海苔だとかどこがハムだとか計画中である。
ヒトカゲはオレンジなのであるが、Aっくん様はニンジンが嫌いだ。WEBにパプリカを使ったヒトカゲ弁当が出てたが、トーゼンながらそんなもの食べられない。うーむ。
悩んだ挙句、結局ニンジンのグラッセでヒトカゲを作ることに決定。
夜中にダーリンにニンジンを買いに行ってもらい形は切り抜いたものの、ヒトカゲってデフォルメしにくいキャラなので、いまいち「らしさ」が出ない。うーむ。
サラミと薄焼きタマゴで炎を横につけたものの、どーも自信がないので、ごまかし気味にうずらの卵と肉団子で作ったモンスターボールも添えてみる。
どうだ!
3日目にしてオリジナルのポケモン弁当だぞ。わはは。
...ていうか、最初の「ラクしよう」計画はいったいどこへいってしまったのだろうか?
明日はアチャモ弁当らしいです。
がんばります!ウス!
- 今回、被害を受けて同じポケモン弁当を持たされているダーリン。さすがに今日のヒトカゲ弁当は「俺はなくてもいいよ」とポツリと言っていた。かわいそうなので普通のお弁当にしてあげました。 [↩]
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