スノウ・サファリ
ホントにホントにホントにホントにライオンだ〜の富士サファリパークに行ってきました。
いやね、ダンナが先日勝手に注文して勝手に買っちゃった高〜いギターのリペアを、沼津に住むという伝説のリペア職人1に頼みたいというので、「アナタホントに本物が好きね。そんなに本物が好きならアナタの禁煙も本物にしてチョーダイ」なんて言いつつ、朝早く出て用事を済ませ、その後富士サファリパークにGOしてよいならば許そう、ということで出かけたわけですよ。
ワタシはドーブツ好きです。
特に猫は、見た瞬間に距離と相手の友好度から「触らせてくれる度」を無意識に計算してしまうくらい好きです。最近、実家の元愛猫カルメン様が、ワタシをすっかり「別の家の人」として認識し、さらに小さい小僧・小娘のいる実家を捨てて向かいの家へ鞍替えしてしまったため、全然お会いすることがないのです。そのため、じわじわと「猫触りたいストレス」がたまりつつあったのですよ2。
それでね、それでね、富士サファリパークには「猫の館」ってのがあるのですよ。
小屋の中に猫が放し飼いになっていて、猫さえ許せば自由に触ったり抱いたりあんなことやこんなことをしてもいいのです。ぐへへ。
てなわけで、ワタクシは猫の館が、Aっくんはキリンが、ダンナはリペアが目的の県東部への旅となりました。
お昼過ぎ、沼津を出てサファリに向かうころ、パラパラと小雨が降ってきたのですね。まあ、動物はもともと屋根のないところに住んでるわけだし、ヘーキヘーキ...とか言いつつ、Aっくんが握り締める地図の指示に従って走っていると...。
「...雪?」
なんと、雨に雪が混じり始めたのでございます。
静岡県中部太平洋側って、雪が降りません。
1年に1回くらい風花が舞うことはありますが、積もる雪は、多分30年に1回くらいの大イベント(?)です。故に、小学校の行事に「雪見」という、雪遊びをしにいく行事があるくらいなんスよ。
それゆえ、静岡県人には「雪を見るとはしゃぐ」という習性があります。
我が家もはじめは「雪だ雪だ」と喜んでおったのですが、次第に対向車の屋根に積もっている雪を見て、不安になり始めたのでございます。
我が家、ノーマルタイヤの上、現在ディーラーから「タイヤ、替えた方がいいッスよ。安くしときますよ」と薦められているくらいにタイヤが磨り減っているのである。
おいおい、大丈夫か...?
サファリパークに着くころには、降りも本格的になっており、雪景色のサファリパークであった。しかし、ここでキリンを見ずに帰ってはAっくんがどんなにすねるかわからないので、無理やりサファリバスに搭乗3。
背中に雪が積もったライオンや長いまつげに雪をくっつけて、あったかい風が流れ出すバスに体を摺り寄せてくるラクダなど、ある意味貴重なシーンの連続に目が離せません。いや、寒さで固まっていただけかもしれないけど。4
サファリバスツアーから戻ってみると、愛車はすっかり雪の中。
基本的に小心者のワタクシは、雪のないところに戻るまで、スゲー怖かったです。5
- ウソ。伝説ではないと思うけど。普通のアパートでやってるのにスゲー技術のある人だって言ってた。 [↩]
- そのストレスが昂じて、現在ペット可物件を購入しようとしているスズキ家。マンション購入に積極的な理由の80%が「ペットを飼いたいからだ」とは、とても言えない [↩]
- とりあえず、バスを予約した後、出発までの残り時間で無理矢理猫の館に突入。でれでれと猫を追い掛け回すも、バスの時間に迫られ中途半端で退場するワタクシ。多分、スゲー不満そうな顔してました [↩]
- 肝心のキリンは、屋根の下で困ったように身体を寄せ合っていて、バスには寄ってきてくれませんでした。 [↩]
- 帰り道、スリップ事故も2件おきてたし。寒い中、ぶつけちゃった方もぶつけられちゃった方も、果てしなくブルーな顔して、いつくるかわからないケーサツ待ちをしてました。 [↩]
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