KIKUMIMix 呼ばれなくても飛び出てじゃじゃじゃじゃ~ん

209月/094

ドップラー

 ある日、目の中に入れても痛くない愛猫の様子がおかしくなった。
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 トイレに行ってキバって、出てきてはオマタをペロペロ、起き上がったと思ったらトイレに入って再びオティッコポーズ。2つあるトイレを行ったり来たりしながら、ひっきりなしにトイレに入る。見てみると入るたびに4、5滴出て入るようだが......間違いなく膀胱炎であろう。
 実はこのネコ、以前にも膀胱炎になったことがある。その時「石ができやすい体質みたいだから、療法食以外オヤツ禁止だよ」と言われていたのだが、調子がいいからと油断してついついおやつをあげてしまっていたのである1。すまぬ、ワシの責任じゃ!!!
 10分ほど様子を見たがトイレの往来をやめる様子がない。好きなおもちゃで気を逸らそうとしたが、見向きもしてくれない。ワシ悲しい。(´・ω・`)
 その時間、夕方の6時過ぎ。行きつけの動物病院は7時までだが、いかんせん車がない。ダンナが会社に乗って行っているのである。慌てて「猫に異常、帰れるか」と電報みたいなメールを打つ私。
 意外にもすぐにダンナから返信の電話2。事情を説明するとすぐに帰ってくれるという話だったので、キャリーバッグと診察券を用意して待つことに。
 しかしその間も愛するネコは忙しそうにトイレを往復。オマタは舐めすぎて赤くなってきた。私の心もきゅーっとなる。その気持ちが伝染してAっくんもわたわたする。全然関係ないもう1匹のネコはキャリーバッグにもぐりこんで満足げにしている。
 ダンナの会社から我が家まで通常で約20分。すぐに車に乗せて病院に向かって10分ほどだから6時40分過ぎには病院に行けると思ったが、念のため病院に電話。状況を説明すると「すぐに来られますか?」。「諸事情で7時ぎりぎりになりますが」と言うと、「間に合わないようなら明日でもいいですよ」と優しいお言葉。......っていうか、どう聞いても「ギリギリになるぐらいなら明日にしてくれ」的なお言葉ですわなぁ。
 慌ててダンナに電話してみると、前にトロトロ走るヤツがいてまだ予定の半分も進んでいないという。このままでは本当にぎりぎりだ。
 しかし、いつ果てるともないトイレの往復。これを明日の朝まで見続けたら私......心が痛くて死んでしまう!
 こうなったら......私が連れて行くしかない!!
 私は立ちあがったのである!!ジャジャーーーン!!!


 てゆーかねー、自転車で行けないことはないかと思うんだけど、調子の悪い猫をバッグに詰めて、揺れる自転車で運ぶのが忍びなかったので車待ちだったんスよ3。でももう迷ってる暇はない。走るのだ!
 というわけで、小さめのバッグにネコを詰めて肩に斜めがけし、私は夜の街を自転車で走り始めたのである!
 多分自転車で病院までは20分余り。どちらにしても診察時間ぎりぎりであることは間違いなく、先生に気持ちよく見てもらうためには1分でも早く病院に着かねばならない。
 ネコにちょっとでも安心してもらおうと、キャリーバッグの上を1枚めくって網にして走る。外が見えるその網に顔を押しつけて、ニャーニャー鳴くネコ4。私の自転車はちょっとサドルが錆びているので、勢いよく漕ぐと「キッキッ」と音がする。その音とほぼ同じペースで「ニャーニャー」の声。
 私の前を行く学生が、キッキニャーニャの音に驚いて振り返る。その横を疾走する私。正直な話、信号も無視した。スピードを落とすわけにはいかない。40のオバハンが漕いでいるにしては恐ろしいスピードで、しかもキッキニャーニャ音をさせながら疾走する自転車。
 すれ違う人すれ違う人、驚いて振り返る。ひょっとしたらキッキニャーニャのドップラー現象でも起きていたかもしれない。ワタシもワタシとすれ違いたかった。
 私は風よ、風になるのよ!と唱えながら足がちぎれるまで漕いだ甲斐あって、6時40分には病院に到着。15分で着いたことになる。
 ほぼ同時に旦那も帰宅したようで電話があり、帰りの迎えを頼む。
 そんな苦労をして連れて行ったのであるが、先生の診断は「ん、膀胱炎でしょう」でした。まあ、注射をしてもらえて症状が落ち着いたし、薬をもらえたのでよかったんですけどね。でも先生、ゼーゼー肩で息してる飼い主に、もうちょっと優しくしてくれよぅ!!
 帰りは旦那にネコを預け、一人で夜の街をトロトロ自転車を走らせて帰りました。
 とりあえず、40すぎても風になれる5ということが確認できて、よかったと思うことにした病院騒ぎであった。

  1. だってだって、オヤツもらうとすごく嬉しそうなんだもーん!!という、孫に甘えられて嬉しがってるジジバババのような言い訳をする私 []
  2. 私が調子が悪いとメールを打っても連絡がないことが多いのに、どういうことなんだろう?以前Aっくんが熱を出した時にメールを打っても帰宅後「熱出したんだって?」と聞かれただけだったが......あれ?ネコ、特別扱い?? []
  3. あと、自分がそこまで走れるかという体力の心配もあったッス。だって不惑だもん♪ []
  4. 彼女はネコのくせに狭いところに閉じ込められるのが不満なので、外に出せと騒いでいるのである []
  5. 22歳の教育実習の頃、強風の通学路を高校生をごぼう抜きにして走り、生徒の間でちょっとした話題になったらしい []
Comments (4) Trackbacks (0)
  1. こんにちは、
    ついついおやつをあげてしまう。。わかります^^;
    うちも、テン兄とさくら姉さんが石が出来て尿道を掃除してもらいました。
    それからは療法食なんですが、、やっぱりうれしそうな顔を見るとあげちゃいますよね。
    膀胱炎たいしたことないようお祈り申し上げます。
    あ、自分も
    風になれぇ~

    聞くと、中村あゆみさんの唄を口ずさんでしまう不惑ですww

  2. あらあらあらあら…(あらあらオバサン風に)
    昨日、洗濯機の記事がオモシロかったので、
    今日も来てみたらこんなことに!ヽ(゚◇゚ )ノ
    人間の子供もそうだけど、夜間の急な不調って、ヒヤリとしますね…
    …ホントに孫にこっそりオヤツ与えるジジババのよう(笑)
    我が家では、ほとんとまるでオヤツって与えてないのですが、
    (わざと嫌いそうなものは、やってみる…ミカンとかww)
    やらなきゃやらないで、寄ってきた時撫でてやれば、充分嬉しそう♪ってコトで、
    済んじゃってます(^_^;)
    私も、キッキッニャーニャーのドップラー聞きたかったわ^w^
    スルッと治りますように。お大事に!

  3. 先生も、膀胱炎を起こしても「女の子だからね」的な軽~い感じだったのでついつい軽く考えすぎちゃったみたいです(´・ω・`)
    だって……だって嬉しそうだから………(;´Д`)ウウッ…
    現在は薬の影響なのかどうか、風邪っぽく鼻を濡らしてくしゃみを連発しています。
    そんなところで風にならなくてもいいのに……。

  4. 洗濯機、発火したのと同機種は交換だけど、うちのは安全点検だけだったのよ~(´Д⊂ヽウェェェン
    オヤツはあげなければあげないままがよかったんだろうけど、何しろフツーに健康体のユーロをつき合わせるのが悪い気がしてしまって……。
    しかも、「ちょっとぐらいなら」から始まって、だんだんと「うるさいからちょっとあげとこう」になって……そういえば最近ちょっと多かったかもなと反省。
    意外にお嬢については「療法職のウェットフード」がおやつ代わりでOKなのでいいんですが、その分今度体重が……(;´∀`)
    頑張って速めに完治してもらいます!


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