KIKUMIMix 呼ばれなくても飛び出てじゃじゃじゃじゃ~ん

309月/112

あの日、時報が教えてくれたこと

皆サーン!
皆さんは、最近、時報(117)にかけたことありますか?
私はありますよ!いま、↑これを聞くためにまだサービスやってるのかどうか気になってかけてみました。まだやってるよ!!w

117とか177って以前は結構使った覚えがあるんだけど1、最近、全く使わなくなりましたねぇ。
電波時計とかケータイとかで勝手に時間を調整してくれる機械が増えたので、時報で時間合わせする機会が減ったというのもありますよね。天気予報は、それこそ電話で聞くよりもYahoo!さんとかに「よっ!明日このへんどうよ?」て聞いてみれば詳しく教えてくれるわけで、まあ、時代が変わったということでしょう。
でもですね、私、117には特別な思い入れがあるのです。
実は私、117に人生を救われたことがあるのです!!

アレは私がまだ20代の頃。
友人の結婚式の2次会に出席するために久しぶりに上京し、夕方からの2次会までの時間つぶしに新宿で買い物でもしてようかと、一人でふらり歩いていたときでございました。
「すみません」
とおっちゃんから声をかけられたんですね。
「私、ニューズウィーク日本のカンザキと申しますが、今度本誌で『日本のキャリアウーマン』という特集を組むことになりまして、ちょっとお話聞かせてもらえませんか?」
というのでございます。
まだ若くてあまり結婚式(しかも2次会)向けの華やかな服とか持っていなかった私は、普通の仕事にも着られるであろうちょっと良いスーツを着て出かけていたのでキャリアウーマン風に見えたのかもしれないですが、別にキャリアウーマンじゃなかったっすよ。でも、あれよあれよのうちに喫茶店でコーヒーをおごるからというので、どうせ時間もあるからちょっとぐらい話を聞いても、と思って喫茶店まで同行したのでございます。

喫茶店に入りますとカンザキ氏がいろいろと企画の説明を始めまして、数分ほど話を聞いていたんですけどね、話の流れで、私が今日はたまたま上京した田舎っぺであることを告白しますと、「えーっ」とカンザキ氏が大げさに驚くわけですよ。
「それはもったいないなぁ。東京でお仕事しないの?」
「大学を出たら地元に戻るという親との約束なので……」
「 いや、でもそれはもったいないよ。そうだ、ボクが仕事を紹介するよ。キミならスーパーモデルになれるよ!」

……スーパーモデル?(。-`ω-)

このへんで、私の頭上には10個ぐらいの「?」が浮かんだわけです。
ニューズウィークの編集の方ですよね?なぜその方が紹介する仕事がスーパーモデルなのでありますか?

しかし、カンザキ氏はいよいよ本題に入ったとばかりに生き生きと怒涛のように話し続けます。
曰く、私はモデルとしてはちょっと背が低いけど、ナントカというヒトも160センチ台でパリコレに出ているから大丈夫。
曰く、ディオールだかなんだかの高級エステに行けばすぐに絞れるから問題ない。2
曰く、私のような人間が田舎に埋もれてしまうのはもったいない。なんとしても自分がスーパーモデルにしてあげる。3

その間、ちょこちょこと席を立って、斜め後ろにある公衆電話で忙しそうに電話をするカンザキ氏。
私は疑い80%で聞いていたわけですけど、まあ若い小娘ですから、正直、そういうおいしい話にちょっとばかり「え?私が?うそ、この私がシンデレラ??」と思っちゃう気持ちがなかったとは言いません。ええ、ちょっぴりありました。

敵はどうやら百戦錬磨、カンザキ氏もたぶんそんな私の様子を見て、疑いつつもちょっぴり喜んでいるのを感じ取ったのでしょう。
「大学とかを出て頭のいい女性は、そういうふうにいろいろ身構えてガードを固くしちゃって、いろいろ損をしちゃうんだよね。騙されるもんか!って思って、チャンスを逃しちゃうんだなぁ」
と、つぶやくようにいうわけです。

保守的な人間って、こういうことを言われるとグラッと来るんですよね。
なんというか、自分が「つまらない人間」と言われたような気がして、そんなことないもん!と言いたくなる自分が「( ノ゜Д゜)こんにちわ」と心の奥底から顔を出す。

私の様子を見て、カンザキ氏は畳み掛ける。
「時間があるなら、これからちょっとボクの事務所に来て、サイズだけでも測っていこうよ。あ、そうだ。そこにダナ・キャラン4のバイヤーを呼んでおくから、何着かプレゼントするよ!そうしたら信じてもらえるでしょう?」
ニコッ!(たぶん、カンザキ氏会心の笑み)
事務所はまずいだろ……というのは分かるものの、なんといって答えればいいのか分からなくて困った顔をする私に、カンザキ氏はもう一押しだと思ったのでありましょう。
彼は「じゃあ、バイヤーを呼んでおくよ!」と席を立って、後ろの公衆電話で電話をかけたのですね。

どうしよう、バイヤーを呼ばれたらいかなくちゃならないんじゃ……
と慌てて声をかけようとカンザキ氏の方を見た私の目に、カンザキ氏がピポパとダイヤルする数字が見えたのです。

キミのテレフォン・ナンバー「1,1,7」
ハロー。

 

3時にはバイヤーが事務所にくるって、と言いながら席に戻ってきたカンザキ氏に「ごちそうさまでした」とお礼を言って席を立ち、私はさっさと友人のお祝いの席に向かったのでありました。

あの時、カンザキ氏が携帯電話を持っていたら、今頃ワタクシ、日陰の道を歩いていたのでしょうかねぇ5

というわけで皆さん、時報に電話して打ち合わせするヒトを信用しちゃいけないよ!←

  1. 友達のところに電話してお話中がずっと続いたりすると、うちの電話が壊れてるんじゃないかと思って時報や天気予報に電話してみたりねw []
  2. 要するに、その時点では問題あるわけですw []
  3. だから、あんたはニューズウィークの編集者ではなかったのかとw []
  4. 最初の頃はシャネルとかグッチとか並べ立ててたんだけど、私は興味が無いのでスルーしてたのね。いろいろブランドを並べ立てる中で、ダナ・キャランの名前が出たときに私が反応して以来、すべてダナ・キャラン攻撃だったw []
  5. まあ、話してる最中も「2次会が終わったら電話するから電話番号教えて」とかいろいろ言ったけど頑として電話を教えなかったりと、怪しさ満載だったからついては行かなかったと思いますが、私はこう見えても非常に気の弱い押しに弱い人間なので、押し切られるということはあったかもしれないしw []
Comments (2) Trackbacks (0)
  1. 駄文書きました: あの日、時報が教えてくれたこと http://t.co/ZZFcnFUs

  2. 読ませて頂きました!(今頃w)携帯だったとしてもキクミンさんなら大丈夫だと思いましたv(*'-^*)-☆ RT @kikumimic: 駄文書きました: あの日、時報が教えてくれたこと http://t.co/l2RQWgZ0

  3. 相変わらず面白いなぁ♪@reipapa5062 読ませて頂きました!(今頃w)携帯だったとしてもキクミンさんなら大丈夫だと思いましたv(*'-^*)-☆ RT @kikumimic: 駄文書きました: あの日、時報が教えてくれたこと http://t.co/V0ad4WeE

  4. こ、怖い…(((゜д゜;)))
    東京って怖いトコだべなぁ!

    しかしよく見てたねぇ。
    時報の神が守ってくれたのか?!

    もしくはカンザキ氏。
    時報と本気で会話出来ちゃう人だったか。
    その場合は、黄色い救急車でw

    • 時報の神に守られたのでしょうね ε- (´ー`*)

      私は、今では考えられないことだけど、当時は何やら「声をかけやすい雰囲気」を持っている隙のあるタイプだったらしく、以前、ヤバい宗教っぽい場所にも連れていかれたことがあるのよ。
      あ、その話、今度書こう(笑)


コメントをキャンセル

Spam Protection by WP-SpamFree

Trackbacks are disabled.