KIKUMIMix 呼ばれなくても飛び出てじゃじゃじゃじゃ~ん

32月/120

連帯感の誕生と消失

いやぁ、どもども。
相変わらず忘れた頃にやってくるスズキでございます。

毎日寒いっすね!
昨日は静岡でもなんと雪らしきものが降りしきるという超貴重な体験をいたしまして、昨年末、友だちと雪合戦したいとぶすくれて1親子の仲を険悪にしてしまった息子も、学校で大はしゃぎして満足したようでした。
私は自宅で雪を迎え撃ちましたので、この珍しい体験を写真に残さねば!とカメラを持って右往左往したものの、そもそも風景写真が得意ではない上に雪に慣れてないからどうやって撮ればいいのか全然分からず、結局雪を見て驚く猫を撮って満足したという惨憺たる結果となりました。
やっぱり写真は動物を撮るのがいいよね!

というわけで2、先日旦那が車をおいて出張に出かけたものですから、これ幸いと慌てて車に乗り込んで横浜まで行って参りました。目的は横浜市立動物園、またの名をズーラシアでございます。


その日は雪が降る地域では豪雪が深刻な問題になりつつあるキンキンに冷え切ったさっむーい風のつっよーい日でしてね。そんな寒い日の平日の動物園……うっすら予想はしていましたが、ガラガラです。家を出るのが遅れたため着いたのが10時半3という時間だったにも関わらず、車を停めたのは一番動物園に近い列の前から3番目。おいおい、空きすぎだろ。

しかし写真を撮ることが目的の身には、空いていることはよいことです。誰もいなければ、いい場所を独り占めしてカメラをどでーんと構えていても文句言われないわけですし。

というわけで、お子様に人気のゾウとかサルとかを華麗にスルーして、一目散にまずはスマトラトラトラ(トラが多い)までスッタスッタ歩く私。先客のおじいちゃんがボーっとトラを見ていたので、遠慮して別の角度から見られる場所までスッタスッタ。最初は角度的に見えなかったんですが、そのうち動き出したら視野に入ってきたので、カッシャカッシャと撮り始める私。
その時ですね、私の隣で「いやーん、かわいー」という声が聞こえたのですね。

さっきまでだれもいないと思っていた場所にカッポーがいらっしゃいまして、そのカッポーの女子がトラをみてかわいいと悶えているのです。その様子をニコニコと見つめていた彼氏が、おもむろにバッグから取り出したのです!
タラララッタラー!
デジタル一眼レフーっ!

あんまりカッポーを不躾に見つめると、女子から「アラヤダこのおばさん、私の彼氏を見ているわ!シッシッ!」とか思われちゃうのでちゃんと見られなかったのですが、たぶんニコン、ダブルズームキットについてるであろうズームレンズっぽい感じのレンズでした。ピカピカのボディと、「うーん」とか言いながら撮るその雰囲気……。
カメラを買ったばかりと見た。( ̄ー+ ̄)
彼氏が一眼レフカメラを買ったので、カメラを使える場所=動物園におデイツしに来たわけですね!
正直、私が一番いい場所を陣取っていたので、ここはカポーに場所を譲って私は先を急ぎます。私の目的はオセロット。まだまだ先は長いですからな!

というわけで、途中でウンピョウが寝ているのを確認し、サルゾーンを再び超華麗にスルーして途中で先客のおじいちゃんを追い抜いたりして、ライオンゾーンへ。
ライオンはどうやらオスが亡くなってしまったらしく、メス3頭のだらけた雰囲気。
とりあえずカメラは向けたものの、あんまり動かないからどうしようかな……。

と、その時です。
「あ、寝てるー」
と甘えた声がするではないですか。
なんと、私がいろいろ華麗にスルーしてきたところを同様にスルーしたであろうと思われるスピードで、カポーが追いついてきたのです。なんだよ!カメラ買ったばっかりだったらサルとかいい素材だろ!とか心の中で思ったとか思わないとか別にして、とりあえずいい角度を探しつつ、ライオンが動く可能性を探る私。

そんな超お一人様カメラマンの私の存在なんか目にも入らないカポーは、彼氏がカシャカシャとやってはゴソゴソとカメラをいじり、それを覗き込んでいた彼女が「かわいー!すごーい」と発する作業を繰り返しています。
なんと、彼女(命名:ハルコ)の「かわいー」という言葉は、現実に目の前にいる動物ではなく、彼氏(命名:ミノル)がカメラで撮った写真に向けて発せられていたのです!Σ(゚д゚lll)動物見ろよ!

ココでワタクシが気になったのは、ミノルの撮影スタイルです。
彼は私と似たような場所でカメラを構えるわけですけど、なんとなくシャッターを押すタイミングが違うんですよね。
最近は休日動物カメラマンが増えておりますので、首都圏の動物園に行ったりするとスゴイ巨砲を携えたカメラマンがいい場所にズラリと並んでいて、シャッターチャンスともなれば一斉にカシャカシャカシャカシャとまあスゴイ勢いでシャッターが切られるもんなんです。でもミノルのシャッターはちょっと違う。私が「カシャカシャ」とやった後、2秒ぐらいしてから「カシャッ」と大切そうにシャッターが切られて、ゴソゴソ、「カワイー!」という作業の繰り返し。
せっかく一眼買ったなら連写しようぜと思ったけど、いや、シャッターチャンスを逃さず大切に単写で撮るのがミノルのやり方かも知れないと思い直す私。

その後、ミノルとハルコをおいて私はライオンを離れ、通りすがりのレッサーパンダの頭などを激写して鼻歌気分でスッタスッタと歩いて行ったのです。
そしてスッタスッタと歩いた先に、大きなオオワシのケージが見えて少し奥へと入ってみると……。

「スゴイねー」
……どこかで聞いた声。

なんと、後ろにおいていったはずのミノルとハルコが先にオオワシの前に陣取っていたのだ!!Σ(゚д゚lll)
いったいいつ抜かされた!?レッサーパンダがあまりにも熟睡しているので、他にいないかと上に登ってみたら家族連れがいて、小さい子に「レッサーパンダがいるんだよ。でももういないんだよ」とか言われて会話してた、あそこで追い抜かされたのか!?

ビックリしたのは、ミノルが最高にいい位置にいたことだ。オオワシが2羽樹の枝の上にいたんだけど、2羽ともフレームの中に収まって、網の被害も最小限に抑えられるいい角度にミノルとハルコは陣取っているのだ!
あいつ……ただの初心者じゃないぜ。
私のココロがハードボイルドにざわめいた。

しかしそこは飾りの岩と岩に挟まれたスペースで、カポーの隣に無理やりオバサンが入り込むには少々難がある。仕方が無いのでちょっと斜めの場所になるけど、1羽がかっこよく撮れそうな場所に陣取る私。
上の方のオオワシを撮っていたらハルコが「あ、あ」とか卑猥な声を出す。何事かと思ったら、どうももう1羽のオオワシが飛びそうなのを見てタイミングを図っているらしい。ハルコ、もうちょっと声を抑えろ。
それはともかく、コレは最高のシャッターチャンス。オオワシが羽ばたくところなんてスゴイ絵ッすよ、ミノルさん!
一羽のオオワシを挟んで、私とミノルの間にシャッターチャンスを狙うものとしての連帯感が芽生えた。

だがこのオオワシ、二度、三度と飛びそうに羽を広げて身体を上下させるけど、なかなか飛ばない。
羽をたたんじゃったタイミングで私ががっかりして(´Д`)ハァ…とカメラを下ろした時、ミノルもカメラを下ろしたところを見ると、奴もやはり飛ぶところを狙っているのだ。いいぞ、ミノル!狙いは最高!

そして再びオオワシが動き始めた。
斜め上にいるもう1羽のところに行きたいのか、首を右左に動かして上を伺っている。更に羽を広げて、身体を上下に揺する。飛ぶぞ、飛ぶぞ!!
……と思ったら飛ばない。でも羽はしまってないからきっとまだチャンスはある!と思ってファインダーを覗き続けていると、ついに!!

バサバサっと羽ばたいて、ほんの少しではあるけれども飛翔して上の枝に移動したオオワシ。
私の位置からでは残念ながら移動した先の枝の手前に葉っぱがあってうまく撮れなかったけど、おまえの位置からだったらバッチリだっただろ、ミノル!!

とにこやかに振り返ると……。

ノーミノル、ノーハルコ。

なんと、そこにはミノルもハルコもイなかったのである。
どうやらあまりにもオオワシが飛ばないので、どこかのタイミングであきらめて移動してしまった模様。
マジか……マジか、ミノル。あと3分待っていれば、そのピカピカの一眼でオオワシの羽ばたくカッチョイーシーンが撮れたのに!!てか、おまえが撮らないなら私はあの場所で撮りたかったのに!!!涙

その後、私がペンギンゾーンで撮っていると、なぜか後からやってきたミノルとハルコ。やはりペンギンゾーンでも、カシャ、ゴソゴソ、「かわいー、すごーい」を繰り返して去っていったミノルとハルコ。
さらば、ミノル。
おまえには失望したぜ。

そしてこの後、オセアニアゾーンを完璧にスルーした私はミノルとハルコを大きく引き離してオセロットに到達し、30分間無人のオセロットの前に居座って撮りまくって満足したのであった。

教訓:動物園では、カメラを買ったばかりの彼氏がいるカポーからは離れたほうがいい。

  1. 富士山こどもの国に行って雪合戦したかったらしいんだけど、連れていってくれる運転スキルのある大人がいなかったw []
  2. 強引ww []
  3. 私は動物園は開園と同時に入る派です。 []
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  1. 駄文書きました: 連帯感の誕生と消失 http://t.co/IkhY40ki

  2. あはあはあはーーっ(爆笑) 笑いが止まらんっRT @kikumimic: 駄文書きました: 連帯感の誕生と消失 http://t.co/Ffka8aV3


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