右側面の落とし穴

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20080528_a.gif 誰ですか?「こんなに立て続けにエントリーして、MTをバージョンアップしたのが相当嬉しいんだな」ってニヤリとした人は!先生、怒りますよ!

 まあね、軽くスルーして本題に入りますが、先日、町を歩いていてギョッと致しました。

 デカイトラックの側面に、デカデカと

「ちまよい みす うろつく」

 と書いてあるのですよ!

 みすって三須さん?三須さんが血迷ってうろついてるの?え?それをトラックに書かれちゃうってどういうこと?ていうか三須さんって誰?!?

 一瞬にしていろいろな想像が頭をよぎりますが、よくよく考えてみりゃ、ンなわきゃないわけですよ。正確には車体に書かれていたのは

「ちまいよみすうろくつ」

 という文字であって、これはアレですよ。トラックの右側面には「進行方向から文字を書き始める」という暗黙の了解の元に書かれてしまっただけの、ホントのところは

「つくろうすみよいまち」

というスローガンだったわけです。

 こういうのを見ると思い出す、はるかな尾瀬、遠い空。あれは小学校4年生の頃、雪見遠足*1で富士山麓*2へ行ったときなんですけどね、雪見遠足へはプラスチックでできたソリを持参*3することになっていました。

 ソリの両側面に名前を書いてくるように言われたのですが、右側面に名前を書くに当たって、ワタクシの父、すなわちマイファーザーが言うわけですよ「ソリはシューって滑っていくダロ。進行方向の方から人の目に入るから、こちらから名前を書き始めるものなのだ」と。腑に落ちないながらも言われるがままに進行方向から名前を書きまして、持って行きましたよ。

 そして帰り道、疲れ果ててプラスチックのソリさえも重く感じ、もうどうせ使わない予定のモノであるからと、ソリをズルズル引きずりながら歩くワタクシ。

「ミクちゃんミクちゃん」

 と誰かが言ってます。ワタシはミクちゃんではなかったので、黙って歩き続けていると、そのうち

「ミクちゃん!」

 と肩を叩かれたじゃありませんか。

 振り返ってみると、知らんオジサンです*4。オジサンは、ニッコニッコしながら

「ミクちゃん、そんなに引きずったらソリが壊れちゃうよ」

と言って、ソリを持ちやすいようにロープをかけてくれるではありませぬか。

 そう、ワタクシの名前は「クミ」であります。

 オジサンは右側面に進行方向から書かれた「クミ」スナワチ左から読むと「ミク」と書いてある名前を見て、ワタクシに呼びかけてくれていたわけですよ。

 ワタシはミクではないけれど、ソリはもう二度と使わないから壊れてもいいのだけれど、でも、小学4年生のワタクシは何も言わずに、ソリにロープをかけるおじさんを見ていました。そして「ハイ、ミクちゃん。これでいいよ」と渡してくれたソリを受け取って、モゴモゴと「ありがとう」と小さい声で言うと、オジサンにソリの左側面やワタシの胸の名札が見えないようにしながら、足早に立ち去ったのでありました。

 なんてしょっぱい思い出にひたっているうちに、三須さんが血迷ってうろついていることを伝えているトラックはどこかに走り去ってしまったのでありました。

  • *1: 滅多に雪の降らない静岡県では、わざわざ雪を見に行くという行事が存在するのです。実際ワタクシ、大学に入学して東京で生活するまで、この雪見遠足以外では雪を見たことなかったですからね。
  • *2: 尾瀬ではない
  • *3: 今後一切使う予定のないソリをわざわざ購入し、名前を書いて持っていき、遠足が終わったら持って帰ってくるなんて、なんという非効率!
  • *4: 今、こういうおじさんがいたら、小学生は慌てて逃げるんだろうなぁ。小学生の親として、その行動を咎めるわけにもいかず、かといってこういう経験がないというのも寂しい話しだなぁ、と思う

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昔、通勤途中の車の中から『マジコ』と書かれたトラックを見ました。今にして思えば『コジマ』のトラックだったワケです。それ以来、
「マジで~」と云うところ、「マジコで~」と云うようになり、実際、今も使ってます。マジコの話よ。

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