隔世遺伝というもの

スタバのオネーサンは優しい 1週間近い夏休みを取っていて、久しぶりに本日、職場復帰いたしました。いやぁ、もう、帰りたい。猫とダラダラしたい。

 まあ、そんな怠け心も手伝ってか、最近アゴが痛くて食欲が出ないんで、会社の食堂をパスして近くのスタバへコーヒーを買いに行った昼休みであります。スタバでコーヒーの受け取りを待っていると、息子ちゃんからお電話が入りました*1

 一応、ワタシが会社に行っている間は滅多なことではかけてこないように伝えてあるのですが、時々イトコと大喧嘩したとか泣きながら電話してくることがあるので、「はいはーい」と極めて軽く出てみると...。

  • *1: 息子ちゃんはジュニアケータイをお持ちです。去年は「帰りが遅い」とかいろいろあって、居場所を特定するために必需品だったんですが、今年に入ったあたりから急速にしっかりしてきて、あまり持ってる意味はなくなってきました。

「ママ、困ったことになった」

 イッチョマエの切り出し方で息子ちゃんがおっしゃいます。

「あのねママ、ボク、お昼ゴハン食べられないかも」

 ただ事ではない深刻さの*1息子ちゃん。

 ワタシはスタバでコーヒー待ちをしておりますので、まあ、のんびりお話に付き合ってあげることにしました。

「なんでそうなったの?ちゃんと教えて」

「あのね、Nがね*2ばぁばが使いたいって言ってるものを使うって言って勝手に持って行っちゃってね、ばぁばが怒って、お昼ゴハン作ってくれないって言うの。だからボク、お昼ゴハン食べられないの」

「はぁ。別に、アナタが悪いコトして怒られてるわけじゃないんでしょ?」

「うん。だけどばぁばはね、Nがお昼作れって言うの。Nは作れないから、食べるものがないでしょ」

「ふーん」

 イトコのNは、結構一筋縄では行かない小僧です。意地っ張り度で言ったら、我が家の息子ちゃんの100倍くらいのレベルには達していると思われます。特に「ばぁば(=マイマザーですね)は怒っていてもいつか折れてくる」とタカを括っているらしくワガママ放題なので、ヤツがばぁばに謝って丸く収まる可能性は捨てて考えた方が良いでしょう。

 まあ、マイマザーだってフツーに大人ですから、ちょいとNをこらしめてやったら当然お昼を用意してくれるのに決まっているのだが、我が家の息子ちゃんはヘンなところでマジメというか、融通が利かないので、ワタシが「大丈夫だよ」と言っても安心するわけはありませぬ。

 故に思案。

 息子ちゃんが事態を真剣に受け止めていることをばぁばにアピールさせるのが一番よかろう。

 ということで、息子に提案。

「んじゃさ、AっくんがNを手伝って作ってあげればいいじゃん」

「えー。だってボクだってお料理なんかできないよー」

「だからさ、ばぁばに『ボクが手伝うから作り方教えて』って言えばいいよ」

 そう伝えれば、息子ちゃんだけには何か出してくれるとか、手を打ってくれるはずなので、本当にただ言うだけでいいのだ。が...

「えー、でも...」

 息子ちゃんのもう1つの特徴、優柔不断&マイナス思考。

「ボク、作れないよ...」

「大丈夫だよ。作り方教えてって言えばいいって!」

「だけど...。じゃあボク、カップラーメン作る」

 カップラーメンもソウメンも、お湯を沸かすからどのみちやらせてもらえないだろうが、と思いつつ。

「じゃあさ、ばぁばにお湯の沸かし方を聞いて...」

 とかなだめすかしている間にコーヒー完成の模様。「Aっくんがばあばにさあ」なんて、息子をなだめる母親丸出しの会話をしながらコーヒーを受け取り、帰路に向かいます。すると、電話の向こうでじぃじ(=マイファーザー)が息子ちゃんを呼ぶ声がするではありませんか。

 きっと「じいじといっしょにオニギリでも買いに行こう」っていうことになったのだろう、と察したワタクシ。

「ああ、じぃじが呼んでるよ。お話聞いておいで」

 と電話を切らせました。

 ヤレヤレ、息子ちゃんの「何でも真剣に受け止め『すぎる』ところ」はなんとかしなくちゃな~と思いつつ出口に向かうと、再び電話が鳴るではないですか。もちろん、息子ちゃんからです。

 出てみると「じぃじにかわるね」と代わられてしまいました。

「もしもし、お前か。あのな、お昼をあげないって言うのはかあさんがNをこらしめるために言ってるだけで、心配しなくても俺がなんとかするから。お昼をあげないなんて事はないからな、心配するな。」

 ...お父様、ワタクシ、そんなことで心配しませんYO(涙)。

 息子ちゃんが「ボクお昼を食べられないかも」なんてチクッているのを聞いて慌てたのかもしれないが、あなたの娘はそもそも7歳の小僧の話を鵜呑みにするほどおバカサンじゃないですから、安心してください、父よ。

 息子ちゃんの「なんでも真剣に受け止めすぎるところ」が誰に似たのか不思議で仕方なかったのだが*3、本日、何となくわかったような気がしたのでした。嗚呼、素晴らしき哉、隔世遺伝。

  • *1: 息子ちゃんは結構演技派です。
  • *2: 息子ちゃんと同じ年のイトコ。ワタシが仕事の間は、実家=Nの家で過ごしているのです。
  • *3: ワタシもダーリンも、「ちゃらん」「ぽらん」と音がしそうなほど、物事を真剣に受け止めないタチなのである。いざとなったらなんとかなるでしょ、とか思ってるタイプだし。

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